勝田稔彦 (かつた なるひこ)

1970年 広島県東広島市生まれ

1999年 NATIVE CRAFT設立

























HPご覧いただきましてありがとうございます。
初めてNATIVE CRAFTを知った方に、これまでの歩みを記載させて頂きました。
長文ですがよろしければお読み下さいませ。

初めてレザークラフトに興味を持ったのは19歳の頃
当時着ていたSCHOTTのライダースジャケットのメンテナンスグッズ購入のため
広島市内にあるレザークラフトショップに訪れ
レザークラフトの世界に初めて触れると共に興味をもちました。

その後はバイクに乗り続けていることもあり
自分用のウォレット、シガレットケース、バングルなど
気の向くまま作ってました。

1999年春頃、全部革のバンドの時計が欲しくなり
1つの時計が完成します。




1つ作ると次々と別な仕様が思い浮かび
それからとりつかれたように何本か作りましたが販路が無いので
インターネットオークションで時計を売り始めます。
確かまだISDNも無くアナログ回線のピー・・ヒョロヒョロ〜の頃です。
このタイプの時計は当時無かったので即完売しました。
続けいて行くにあたってブランド名を初めに思い浮かんだ「NATIVE CRAFT」としました。

(当時の画像)


それと時を同じくらいにしてウォレットも作りはじめます。

(NATIVE CRAFT販売第一号のウォレット 
画像は経年変化撮影のため半年後にお借りした時の物)



現在は施設もなくなり取引が終わってしまいましたが横浜市荏田にあった
ナチュラルハーモニーキラテラでの店頭販売が始まります。

オークションでの販売は続けていましたが通販でも文字盤やコンチョなど
いろいろ選べるようにしたいと思いカタログを送って
電話で受注というシステムを始めました。

(当時のカタログ)



この頃縫い糸を全品シニューに切り替えます。

そしてカタログ販売での限界を感じて2000年7月10日HP開設します。

(この頃の工房画像)




当初はレザーウォッチとウォレットのラインナップでした。
オークションとの相乗効果でいろんなオーダーを頂くようになります。

その中でエイ革とサドルを組み合わせた別革仕様のウォレットが誕生します。



詳細記録が無いのですがHP開設してすぐ当初は納期もまだ2週間無いくらいでしたので
2000年7月末頃と思います。

この別革仕様は革の組み合わせを変えると仕様は無限大で
リザード、ダイアモンドパイソン、メキシコクロコダイルと
ラインナップは一気に増加します。


HPを開設して注文も増え一人では間に合わなくなり人員増加を模索しました。


このとき東北で革製品を作っている人と知り合いになり
その方は型抜きしてミシン縫製でたくさん作ってられる方でした。
お会いして作っている物や現場の貴重なお話を聞かせて頂きましたが
大量生産にはあまり魅力を感じず数よりは時間と手間がかかっても
完成度が高いものを作りたいという思いを強くしたのが思い出されます。

働きたい人も見つかり工房も狭くなるので移転、ところが彼は2ヶ月で来なくなってしまいました・・
その後何人か勤めていただいたのですが長続きしませんし
製作工程のレベルを下げなければならず、それでも私の納得いく状況には
ならないので製作は一人で行う決意に至ります。


それから、新規のご注文やリピーター様でご注文も増え、雑誌にも取り上げて頂いた事により、
更にご注文を多く頂くようになりました。
しかし生産ペースは変わらないので納期は伸びていき
一時注文停止をする時期が結構長くありましたが
最近は比較的短期に納品できる状況となっております。

これからもよい製品づくりに邁進していきたいと思っておりますので
どうぞ宜しくお願いいたします。

勝田 稔彦