革の経年変化について

写真左  完成直後そのままの状態
お客様に発送されるのはこの状態です。

写真左下  ナチュラルレザーオイルを多めに塗って、
夏季1週間ほど日光浴させた状態

写真右下  さらに2週間ほど日光浴させて、
2ヶ月使った状態

注 冬場は光が弱いのでもっと時間がかかります。
オイルの多めというのは薄く2回塗る感じです。
塗りすぎますと、革のコシを失わせますのでご注意下さい。

ナチュラルレザーオイル使用で、2年弱使用
ナチュラルサドルレザーは、植物性タンニンで
なめされた牛革で、日光などによって
革の色が濃くなってゆきます。
また、自分の手の油分や水分などを吸収しやすいため、
日光での変化と共に独特の飴色へと変化してゆきます。
自分だけの風合いを楽しむ、まさに育てる革です。
また、WAX、オイルを使用すると、更に深みのある色へ
早く変化します。
インディゴの濃いジーンズでお使いになる場合の注意点

ナチュラルサドルレザーのウォレットを、色の濃いジーンズのポケットに入れて使うと
ジーンズを染めてあるインディゴの色が、ウォレットに色移りする場合があります。
色の移る度合いは、ジーンズの濃さや使用状況により変わりますので一概には言えませんが、
ジーンズを洗った時に、洗濯水がかなり濃い青色になるくらいのジーンズでの使用は、避けたほうがいいと思います。

ご使用になる前にWAXを塗って、よく日光浴させて頂くと、かなり移りにくくなりますが、まったくないというわけではありません。
タンニングサドルレザーの場合も同じです。
何も気にせず初めからお使いになりたい場合はダークカラーの革色をお薦めいたしますが
エイジングの楽しみもありますので上記の点に気をつけてご使用いただければと思います。
インディゴも味という方はどうぞそのままお使い戴いても良いと思います。

余談ですが、使いよい使用例をひとつご提案です。
ジーンズのバックポケット以外ではカーゴパンツのサイドポケットに入れて使うのが
座る際の邪魔にもならず取り出しやすさもあっていいと思います。
カーゴパンツのポケットの大きさにもよると思いますが、チェーンもつけて試してみてください。
シニューの変化
NATIVE CRAFTで使用している糸シニューは、細かい繊維が寄り集まって出来た大変丈夫な糸です。
はじめはワックスが付いていて多少黄色っぽい感じですが、半透明の白色です。
使ってゆくうちにワックスが取れ、白くなります。
ブラックレザーの場合は、黒色のシニューも使います。


各種革の経年変化

使用頂いて味の出ている画像を集めました。
種類は多くないですが革色選びの参考にして下さい。

(使い方、使用状況により変化具合は様々に
なりますのであくまで一例です。)


使用期間約4年(左画像使用前)

ベース革:チョコブラウンサドル×ダイアモンドパイソン
スポッツブラス
コンチョ修理の際に撮影


使用期間約7〜8年

ベース革:ナチュラルサドルレザー
KTQ文字盤
革紐交換の際撮影

使用期間約4年(画像右)

ベース:タンニングサドルレザー


ダイアモンドパイソン×牛革ダークブラウン(右画像2年使用)
使用期間2年(各画像左)

メキシコクロコツヤの変化

オイルレザーダークブラウン 文字盤もメッキがはげて銅地になってます。